まもって守護月天!オリジナル小説

光と影のワルツ(円舞曲)

 

 

第三話 戦慄のエチュード(練習曲)

 

 

一面に暗黒が広がる魔界・・・・その一角に巨大な古城が聳え立っている・・・・

太助達は、その城の中に入っていた。ここまで来るのに低級霊やら下等魔族やらが
襲ってきたが太助達には問題外だった。

ライ「今のところは問題無いみたいね・・・・」

デン「・・・・それにしても、何でこんなに広いんだ?こんな所探してたらかなり時間が
かかるぜ。」

デンの言うとおり、城の中はとても広い。普通に探していたらどのくらい時間がかか
るかわからない。

セイヤ「それなら大丈夫です。私の魔法で捕まっている人達の場所はわかっています
から。」

デン「・・・・ずいぶん便利だな。魔法ってのは・・・・」

セイヤ「現在、アリス、シャオさん、キリュウさんは最上階・・・・太助君の友達は地下
に捕まっていますね・・・・」

ルーアン「めんどくさいことするわね〜、全員一ヶ所に集めとけば助けるのも楽なの
に・・・・」

ルーアンがめんどくさそうにつぶやいた。

セイヤ「しかし、それはこちらにとっては好都合。二つの場所を同時に攻めれば四天
王も当然戦力を分けなければならない、こちらも戦力が分散しますが奴ら四人をいっ
ぺんに相手にするよりは、ずっと勝機があります。」

セイヤの提案により太助達はそれぞれシャオ達を助けるグループと翔子達を助けるグ
ループに分かれることにした。

デン「そんじゃ、どうやって分ける?やっぱ戦力を均等に分けるのか?」

ルーアン「何言ってんの、最上階に行くほうを強くするに決まってんでしょ、あっち
にはハイランドとかっていうのもいるし、当然ボスを守るために強い四天王が残る・・
・・となるとこっちも強いのが助けに行く・・・・戦いの基本は戦術よ。少しは頭を使いな
さい。」

ルーアンらしくない発言に一瞬の沈黙が流れた。

セイヤ「なるほど、確かにそのほうが良いですね。」

太助「・・・・すごいなルーアン。」

ルーアン「そうでしょ、たー様。少しは見直した?」

そう言って太助に抱きついた。

太助「だぁ〜!見直したから抱きつくな〜!」

ライ「でも、それじゃどんな風に分けますか。私が見たところセイヤさんが一番強い
と思うんですけど・・・・」

セイヤ「一番かどうかは知りませんが私はもともと最上階に行くつもりですよ。ハイ
ランドには借りがありますからね。」

太助「・・・・俺にも行かせてください・・・・あの時、俺はシャオ連れて行かれるのを黙っ
て見ているしかなかった。だから・・・・だから、俺がシャオを助けたいんだ・・・・自分の
手で・・・・」

太助の意志はとても強くその場にいる者全てに伝わった。

デン「前よりたくましくなったな、・・・・いいぜ、俺と姉ちゃんが翔子ちゃん達を助け
に行く。」

ルーアン「ルーアンはもちろんたー様と一緒に・・・・」

セイヤ「ルーアンさんはデン君達と一緒に行ってください。」

ルーアン「な、ちょっと何でよ!」

セイヤ「地下のほうが人質となっている人が多いからです。無事に助けたとしても脱
出の際二人だけでは守りきるのが難しい・・・・ですからルーアンさんも地下に向かって
下さい。」

太助「頼むよルーアン、お願いだ。」

ルーアン「・・・・たー様に頼まれたら仕方ないわね・・・・たー様、死んだら駄目よ。」

太助「あぁ、必ず生きてシャオとキリュウを連れて帰る。」

ルーアン「それじゃ連絡はこれを使ってしましょ。」

そう言ってルーアンはコンパクトを太助に渡した。

デン「翔子ちゃん達を脱出させてすぐに助けに行くからな。」

ライ「七梨君、絶対に死んだら駄目だからね。」

太助「うん、わかってるよ。」

こうして太助達は二手に別れそれぞれ救出作戦を展開した。

 

 

 

 

 

 

二手に分かれてから数十分後、ルーアン達は地下牢のそばまで来ていた。

ルーアン「相変わらず雑魚ばっか・・・・もっと強い奴出てこないかしら・・・・」

ライ「ルーアンさん、そんなこと言ってホントに出てきたらどうするんですか。」

デン「いいんじゃないの、俺も雑魚ばっかで退屈してんだよ。」

薄暗い通路を進んでゆくと三人の目の前に大きな扉が姿を現した。

デン「・・・・いかにもボスの部屋って感じだな。」

ルーアン「あ〜ら、怖気づいたのかしら?」

デン「だ、誰が怖気づいただと!」

ライ「・・・・この先に捕まっている人達がいるのね・・・・」

ルーアン「行くわよ!陽天心・招来!」

ルーアンの高らかな唱言と同時に命の吹き込まれた扉が勢いよく開いた。するとそこ
には巨大な大剣と盾を持った魔物が立っていた。

番人「ディアラ様から聞いているぞ。お前等がハイランド様に歯向かう愚か者だと
な。」

ライが恐る恐る尋ねた。

ライ「・・・・あなたも四天王の一人なの?」

番人「俺はただの見張りだ・・・・まぁ、そんじょそこらの雑魚なんかとは比にならない
がな・・・・今頃上の階に向かった者は血祭りにされているだろうな四天王様達の手に
よって。」

そう、四天王は誰一人地下には来なかったのだ。

ルーアン「たー様、たー様!」

急いでルーアンがコンパクトに呼びかけても何も反応しない・・・・

番人「フハハハッ、すぐに貴様たちも後を追わせてやる。」

ルーアン「・・・・あんた達、この雑魚八つ裂きにしてたー様を助けに行くわよ!」

すごい気迫に押され二人も戦う体勢に入った。

デン「これでも喰らえ・・・・電撃ハリケーン!」

先手必勝とばかりにデンが得意の電撃を放った・・・・が、その電撃は盾によって弾かれ
てしまった。

番人「無駄だ、この盾はあらゆる攻撃を跳ね返す。貴様らには俺様にかすり傷ひとつ
負わせることはできない。」

三人がかりで何度も攻撃を試みたがやはり全て跳ね返されてしまった。

ライ「そ、そんな・・・・攻撃の効かない相手にどうやって勝てばいいの・・・・?」

番人「フンッ、盾だけじゃない。この剣はどんなものでも真っ二つにすることができ
る。」

そういって番人が身近にある柱に向かって剣を軽く振って見せた。すると、その柱は
紙切れのごとく瞬時にバラバラに切り裂かれ床に落ちた。

ルーアン「・・・・こんなの喰らったらひとたまりも無いわ・・・・」

デン「畜生!どうすりゃ良いんだ!」

番人「フハハハッ、すぐに楽にしてやる。」

番人は剣を振りかざし三人に襲ってきた。三人は門番の攻撃をかわすので精一杯であ
る。

ライ「このままじゃいつか・・・・えっ?」

ルーアンが隙を突いてライとデンにアイコンタクトを送ってきた。

デン「(わかった。)」

ライ「(ルーアンさんに任せます。)」

ルーアン「・・・・こんなところであんたの相手してるほど暇じゃあないのよ!!!!」

ルーアンの霊力が一気に高まった。

ルーアン「・・・・日天に順う者は存じ、日天に逆らう者は亡ばん・・・・意志なき者、我の
力をもって目覚めよ・・・・よ〜てんしん、招来!」

黒天筒から鮮やかな光が放たれた。

番人「無駄だ、この盾にはどんな攻撃も効かん!」

と、そのとき、番人の剣と盾が勝手に動き出した。

番人「な、何だこれは・・・・」

ルーアン「誰が攻撃するなんて言った?・・・・あんた、矛盾って言葉知ってる?最強の
剣と最強の盾、この二つがぶつかり合ったら・・・・」

番人「や、やめろぉー!」

次の瞬間、勢いよく剣と盾がぶつかり合い双方とも砕け散った。それと同時にデンと
ライが全て力を解放した。

デン「いっくぜぇ〜!」

デン・ライ『電撃ハリケーンW』

番人「グワァァァァァ〜!!!!」

叫び声とともに番人は跡形も無く消えてしまった。

ライ「早くみんなを助けて七梨君のところに行かなくちゃ・・・・」

地下牢の扉を開けると。翔子、たかし、乎一郎、花織の四人が牢の中に入れられてい
た。

デン「やぁ、翔子ちゃん。怪我は無いかい?」

翔子「おまえ・・・・デンじゃねーか!何でここに?」

デン「なんで?じゃねーよ。翔子ちゃんとその他大勢を助けに来たんだよ。」

たかし「誰がその他大勢だよ!」

デン「助けてやるってのにそんなこと言っていいのかな・・・・」

たかし「うぐっ。」

乎一郎「ルーアン先生、助けに来てくれたんですね!」

ルーアン「たー様の頼みだからね・・・・どこぞのバカ娘も一緒に助けなくちゃいけない
のはめんどくさいけど。」

花織「バカ娘って・・・・ひどいですよルーアン先生!助けに来てくれて少しは感謝して
いたのに・・・・」

ライ「みなさん、ここから早く避難しましょう。人間界にお送りします。」

たかし「あんた等はどうすんだ?」

デン「俺達はまだやることがあってね・・・・とにかく、死にたくなけりゃ離れるんじゃ
ねーぞ。」

地下牢を出ようとしたときにライがふと立ち止まった。

ライ「・・・・なに?これ・・・・」

デン「姉ちゃんも気付いたか?」

ライ「えぇ、とてつもない霊力が二つこの建物に近づいてる。」

ルーアン「(・・・・この気は・・・・)」

デン「こんな奴いるなんて・・・・勝てるわけねーぞ」

ルーアン「心配ないわ・・・・味方よ。」

 

 

 

 

最上階・・・・ハイランドは不敵な笑みを浮かべて王座に腰掛けていた。

ハイランド「・・・・来たか・・・・」

 

 

 

 

???「・・・・今助けに行くから・・・・」

 

 

 

 

決戦の時は静かに迫ってきた・・・・

 

 

 

 

あとがき

 

 

ちょ〜さです。三話目・・・・どうでしょうか?

今回はルーアンさんとライ&デンが主役っぽかったです・・・・

多少(?)月天世界からかけ離れていますがちょ〜さのパラレルワールドとしてお楽
しみください。

次回、いよいよ秀一君+αの見せ場です。お楽しみに・・・・


ハルカの勝手コメント

 ちょ〜ささんから「光と影のワルツ(円舞曲)」第三話を頂きました。

 頂いてから掲載まで時間がかかってしまい、もうしわけありません。

 今回、初の戦闘シーン! 汝昴女史が大活躍してます。

 数少ない汝昴ファンには嬉しいところ(オイ

 最後の伏線…彼の登場? いえ、それは次回までのお楽しみということですね。

 ちょ〜ささん、どうもありがとうございましたm(_ _)m

 

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