書き手:紅アゲ
あの甘い夏をもう一度
〜葛藤編〜



どうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだどうすればいいのだ。

「どうすればいいのだぁーー・・・・・・」

 日が沈みかけた夏の日。

 鬼霧山のとあるところでキリュウは一人、馬鹿してた。

「馬鹿とか言うな」

 すまん。

「あぁ・・・・どうすればいいんだ・・・私は・・・・」

 キリュウは20メートル向こうにある屋敷を見た。

「どうすればいいのだ・・・」

 主殿・・・・・。

 様々な感情がキリュウを支配する。

 主を護れなかった自分に対しての自己嫌悪もある。

 主は不死身といえども普通の人間だ(不死身の時点で人間じゃねぇよ)

 あの時ああしていれば・・・・・。

「いや!だめだ!今は過去を責めるより今をどうするかを考えるべきだ!!」

 キリュウは無心になる。

 五感と自分でも見ることのできない感情を回転させ今の最優先事項を模索する。

 無心ならばいらない感情が邪魔しない。

 ・・・・・・・・・・・。



 ・・・・・・・・・・。



 ・・・・・・・。



 ・・・・・・。



 ・・・・。



 ・・・。



『カニ』




「何故だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

 いきなり叫ぶな。

「すまん」

 うん。

「何故、無心になって出てきたのがカニなのだ!!」

 確かに。

「何故温泉じゃないのだ!!」

 今は太助のことじゃないのか?

 温泉>太助>カニ

 多分こんなんだろう。

「くぅぅぅ・・・・」

 何故キリュウがこんなにも悩んでいるのか?

 話は5日前にさかのぼる。





 夏休みのある日の夜。

 町ではいつものように、ナイトウォーカーが徘徊していた。

 そんなすがすがしい夜での七梨宅にて。

 キリュウは乾燥肌をぼりぼり掻きながら、寝る準備をしていた。

 時刻は午前2時。

 丑三つ時だ。

「さてと・・・また明日」

 誰に言ってる。

 キリュウはタイマー設定にした扇風機で涼みながら眠りの世界へと・・・・。

 ・・・・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・。

 ・・・・・。

 ・・・。

 午前第3次スーパーロボット対戦。

 キリュウは何をしていたかというと・・・・。

「うーーん。うーーん」

 夢でうなされていた。

 うなされてるわりには笑顔だ。笑顔でうなされている。

「主殿・・・なにを・・・」

 まてまて何の夢だ。

「あぁ・・・そんなところを・・・・あぁっ・・・あぁ・・」

 おいおい。

「そこは・・・あぁっ・・いい・・・・頼む・・・主殿・・もっと・・・」

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「はっ・・・夢か」

 目を覚ましたキリュウ。

 あやうく『らぶらぶキリュウ』になりそうだったぞ。よかったな。

「悪夢だ・・・・・」

 そうには見えなかったが?

 階段を下りていくキリュウ。彼女の目指す先は冷蔵庫。

 その中には先日行った温泉の源湯を使ってつくったカルピスが冷えてあるはずだ。

 温泉好きもここまでくると馬鹿としか言いようが無い。

 台所へ入ろうとすると・・・・なにやら声が聞こえた。

 鬼畜姐シャオリンの部屋からだ。

 シャオリンの部屋は一階の和室だ。

 キリュウは恐る恐る襖に耳を当てた。

 もちろん気配は消してある。

(シャオ姉・・・・どうしたのだ?)

 襖の向こうから聞こえてきた声とは・・・。

「やはり、ここで太助様をどしーんと」

(!?)

「大体瀕死になるからぁ・・・・あとは馬鹿キリュウをちょっと挑発すれば・・・・太助様も巻き込まれる・・・」

(シャオ姉!?)

「いくら不死身でも、ここまですればいいでしょう。かつて鞍馬が筋肉の弟にやったみたいに・・・・」

(!!!!・・・・永遠の地獄にあわせるのか!?)

「不死身という存在は今後の計画に邪魔になりますからね。早めに芽を摘んだほうが・・・・・」

 キリュウは飛び出した。

 太助の身が危ない。

 キリュウは守護月天では無いのだが、太助の身が危うい事は自分にとってとても大変な事みたいだ。

 二階の太助の部屋へいくと、ノックもせずにドアを開けた。

「主殿!!」

「ぁ〜・・・・め〜・・・は〜・・・めぇ〜〜〜〜・・・・・・・」

 太助は腰のところの手で何かを放とうとしていた。

「「・・・・・・・・・・」」

 沈黙。

 先に口を開いたのはキリュウだった。

「主殿・・・・こんな夜更けに何をやろうとしてるのだ・・・?」

 キリュウはわかっていたが、わざと口に出して訊いた。いぢわる。

 太助、恥ずかしさで声も出ない・・・・。

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・」

 その後、キリュウは太助を慰め、嫉妬して、小噺をして、シャオの計画を密告した。



 上空をキリュウと太助は短天扇に乗って走っていた。

 とりあえず電脳戦機シャリオンの魔の手から太助を救うため、2〜3日逃げようということになり、二人であても無い旅に出る事になった。

 涼しい風が二人の体をやらしく包む。

 ていうか二人っきり・・・。

「主殿・・・」

「なんだキュウリ

 べしこっ。

 キリュウは予備の短天扇(東○ハンズで980円)で太助の頭を叩いた。

「主殿・・・」

「なんだキリュウ」

「すまないな・・・いきなり連れ出して・・・」

 短天扇に乗っているキリュウは進行方向の一番前に顔を向けて乗っているので、太助からにはキリュウの表情が見えない。

「いや、いいんだ。キリュウも俺を思ってやった事だろう?」

「そうだが・・・」

「それに俺は、キリュウと二人でいる事が今は嬉しい」

 原作の太助に、壊の太助は見せたくないが、この部分は見せてやりたい。

「・・・・・・」

「なんだか・・・駆け落ちみたいだな・・・・」

「!!!!!」

 言うなや太助!!

「それは・・・主殿・・・」

「もしくは愛の逃避行」

「・・・・・・・・・/////」

 キリュウは今自分のしている事の重大さにやっと気付いた。

 考えてみれば、あそこから逃げる事とはこういうことである。

「あ・・・主殿・・・それ以上は恥ずかしいから・・・・」

「俺はキリュウのことが好きだ」

「・・・・・え?」

「俺はキリュウのことが好きだ」

 もう一度繰り返す。ここ重要。

「キリュウ、恥ずかしいって・・・キリュウは俺のことは好きなのか?」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

「・・・・・・・」

 あー・・・続きを書きたくねぇ。という訳で、このへんでノロケ状態を終わらそう。



 二人は、なんだかんだでとある山へやってきました。

 夏の朝日がすでに昇り始めている。

 腕時計を見ると5時57分。めざましテレビがすでに始まっている時間だ。

「なぁ、キュウリ

 べしこっ。←短天扇(非売品)

「なんだ主殿」

「すっかり忘れてたが、キリュウは主に試練を与える精霊なんだよな」

「そうだ、私は主に試練を与え心も体も成長させる精霊だ。ギャラクシーはアース」

 後半が変。

 関係ないが、現在紅アゲはKOTOKO&詩月かおりの『ワタシはウタがヘタ』を聴きながらこれを書いている。

「今回のこれを機会にさぁ、俺に試練を出してみろよ」

「え?」

なんで疑問系になるんだ。お前、全然俺に試練ださねぇし」

「いや・・・・」

「なんかさぁ、キリュウから見て俺にの悪いところとか弱点とか無いか?そこを試練で鍛えようぜ」

 キリュウは考えた。

 太助は不死身だし。体力は申し分ない・・・・。

 主殿の弱点・・・・。悪いところ・・・・・・。

「!」

「なんだ?」

「主殿は頭が悪い!」

 パァンッ。←ハリセン(手作り)

 太助は、キリュウが答える前にすでに作っていたハリセンで容赦なくぶったたいた。

「大声で酷いこと言うな!」

「ていうか、主殿・・・。私の返答を予測してハリセンを用意するとは・・・凄すぎるぞ」

 たしかに。

 ていうか、キリュウ…あの答えにつっこみが入る事を予測してなかったか?

「まぁいい。とりあえず原作どおりにやろう

「原作というと?」

「小説3巻後半部分だ」

 太助が山の頂上を目指し、キリュウはそれを邪魔するという試練である。

「わかった。いいだろう」

 ちょうど、太助たちの居たところは山の中の広場で登山道がすぐ側にある。

「じゃあ早速やるぞ。頂上についた暁にはお前をモノにする」

「えッ・・?」

 中学生が使う言葉じゃないと思う。

「冗談だ」

「・・・・そうか」

 という訳で、太助とキリュウの試練という名のゲームが始まった!!!




 太助は登山道に足を踏み入れた。

 これから始まる、大冒険。胸が躍る。

「よし・・・・行くぞ!!!!!」

 気合十分!!

 今の彼は野生化したダンクーガそのものであった。


 ごろごろごろごろ・・・・。


「!」

 登山道から転がってくるのは人型大に大きくなったシイタケであった!

 鍋に入れたら美味そうである。

「まずは小手調べだ。主殿」

 上空でキリュウが呟く。

 普段の太助なら、逃げ出すか、野村・good-cool・たかしを盾にするところだが今回は違った。

 太助は正面からシイタケを受け止めようとしているのである。

「これぐらい・・・・俺にとってはどうってことないぜぇぇぇ!!!!」


 どぎがっ。


「ぐはぁぁぁ!」

 太助はシイタケに吹き飛ばされた。

「弱ッッ!!!」

 キリュウは一発目でドボンとなった太助に向かって思わず叫んでしまった。

 まぁ、たしかにあんだけ気合十分でこうなると、誰でも「弱ッ」と叫ぶだろう。

「主殿・・・何をやっているのだ・・・・?」

 上空から下りてくるキリュウ。

 しかし、太助の姿は見えない。

「主殿?」

 しーーーん・・・。

 見渡してみると、登山道のすぐ横にありえない程深い谷があった。

「・・・・・・・落ちた??」

 キリュウの顔から血の気が引いていった。

「主殿!!!!」





 回想終了。

「どうすればいいのだぁ・・・」

 あのあと、2日間探し回りようやく太助らしき人物をこの洋館で見つけた。

 何故、『らしき』がつくかと言うと、少し肌が黒く頭に包帯を巻いていたからだった。

 それに確認できたのは暗い部屋の窓越しである。しかも横顔だった。

 その人物は洋館で生活していた。

 太助の面影が全然無いほど落ち着いて・・・・。

「・・・主殿・・・・一体どうしたというのだ・・・・?」

 4日前の移動中のあのくさいセリフは嘘だったのだろうか?

 私は嫌われているのか?

 主殿は私を・・・・・。

 私は・・・・主殿のこと・・・・・・・。

「す・・・・・」


ずごぉぉぉぉぉぉん!!!!!


「!!」

 すぐ近くの村に何かが墜落したようだ。

「なんだ!?」

 キリュウは短天扇に飛び乗ると、現場へと走らせた。

 飛び乗る時。

 キリュウは横目で、洋館を見た。

 二階の窓から、あの太助らしき人物が窓を開けて墜落が起きた村を見ていた。

 その人物の顔を見たとき。

 キリュウは確信した。

(!・・・間違いない・・・!!! あれは主殿だ!!!





―――――あの甘い夏を・・・もう一度・・・・。




はい、年内の完成は無理だろうなの紅アゲです。

今回は、キリュウと太助の物語ですね。

今の所、この『甘い夏』シリーズで一番気に入ってる作品です。

少しシリアスですねぇ。なんつーか・・・悲しみとか、愛とか・・・。

短天扇での会話シーンは書いてて紅くなりました。収拾つかなくなって変に終わらせましたが。

さて、次回は太助捜索隊に話を戻します。シャオのカンとキリュウの想いが交錯する!!(予定)

そして、墜落したモノの正体とは!

そして、1話目から全然出ていないルーアンは!?

お楽しみに!!


ハルカの勝手コメント

 はいはいはいはい、ちょっと(?)浮かれ気味のハルカです。

 何故かって? ちっちっち、そんなの決まってるだろぉお兄さん!(誰だよ

 紀柳さん万歳!

 これ以上、ハルカは語る言葉を持ちません。

 わははー、久々にモニタの前で悶えてしまいました。紅アゲさん、どうもありがとうございました。

 太助×紀柳路線が見えてきたところでますます次回もお待ちしております(^^

 

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